明治29年創業 畳のかなもり

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2025年08月29日

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No.236 八代いぐさ農家の水害について 訪問し復興のお手伝いさせていただきました。

昨日、ポカリとドーナツ棒を持って
水害による甚大な被害にあった
八代のいぐさ農家さんを訪ねてきました。

結論から言うと、
応援して元気づけるつもりが
逆に元気をいただきました。
まだ、水害からに完全な復興とはいかないものの、
被害を出しながらも復旧の目処はついているみたいで安心しました。
この早さで復興へ向かっているのは、
いぐさ農家さん達の畳にかける想い
そこからきているのだと
強く感じました。

 

 

先日の肥後物産 い草刈り取り研修の際に、お世話になったい草農家 上本さん

 

 

 

 

 

畳を必要としているお客様のために、
一刻も早く元の状態へ戻そうと
休みなく毎日頑張られているという話を聞き、
感動しました。

私が手伝いに行った際も、
農家さんの親戚の方々がいらっしゃってて
一緒に泥かきや、機械を動かしたりさせていただきました。
そんな方々の想いと力があってこその
この復旧の速さだと感心しました。

水害による被害は
とてつもなく大きく、
畳の枚数で行くと、
1万畳分くらいは、
浸水し、畳としては
使えないとのことでした。
卸問屋さんのもとで
その濡れてダメになった
製織したいぐさを見て
衝撃と共に悲しさが溢れました。

それでも、弱音を吐かず
頑張っているみなさんの姿を見て
生身で感じて
熱い思いが込み上げると共に
私ももっと頑張らなければと
発破をかけられました。

いぐさ農家さんの頑張りについては、
今年の6月、
いぐさ農家へのいぐさ刈り取り研修の際に
実際に体験しその苦労を直に味わい
農家さんの苦労と思いを聞き、
その大変さも含めて知りました。

そして、農家さんの強さも。

 

畳としては使えなくなった、農家さんの元にあったいぐさ。

 

 

水に浸かり、使うことのできなくなった「い草畳表」1万畳以上

 

 

 

ニュースやSNSで
八代のいぐさ農家さんの被害の大きさを
知り、日に日に心にモヤモヤが湧いてくるの感じる日々でした。
正直、以前の私なら「大変だなぁ」と思い
応援に行ってなかったかもしれません。
今回、応援に行きたいと思ったのは、
6月にお会いしたいぐさ農家さんに心から感動したからだと思います。
その方々の熱い思いやその言葉が心から離れず、
「他人事ではないな」と感じてのモヤモヤだったのだと思います。

今回、復興の応援に行ってみて得たものは
悲しい現状だけでなく、農家さん方の頑張りや
その中にある団らんや楽しみ
悲しむだけでは前に進めないという意志を感じました。
実際に、いぐさ農家さん畳の生産者のもとへ足を運ぶことで
その方々についてよりよく知ることができ、
私のいぐさに対する畳に対する思いと熱意は強くなりました。
これからも頑張っているいぐさ農家さん方々を応援し続けます。

この水害は畳業界全体として
大きな被害をもたらしましたが、
それを被害だけにとどめず
いかに世間の方々からの関心を引き
畳について注目していただくかが、
この被害、災害をプラスにチャンスとして
できるかだと感じました。
私たちにできることは、この現状をもっとメディアに取り上げてもらい  「世間に知っていただく」 ことだと感じます。
いぐさ畳の素晴らしさをもっと皆さんに知っていただき
良い畳を使ってくれる方々が増えてくれたらいいなと思います。
明日より、またお客様とお会いするときは
今回の八代への訪問で感じた思いを伝え、
この「思い」をお客様へ知っていただけたらと
心が沸いています。

 

よくいぐさ表を使わせていただいているい草農家さん 吉村さんとの1枚

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